・スポーツ時などに、膝のお皿の内側に痛みや引っかかり感がある
・膝を曲げると痛みが強くなる
・膝を屈伸した時や、椅子から立ち上がる時に何かが挟まるような感じあり、その際にコキッと音がすることもある
・膝のお皿あたりに違和感や重苦しさを感じる
このような症状がある方は、もしかしたらタナ障害かもしれません。
この【タナ】と呼ばれる組織は、症状が出ていない人の膝の中にも存在していることがあります。
しかしそれ自体は障害、痛みの原因にはなりません。
スポーツなどで繰り返しストレスがかかり、曲げ伸ばしの時に関節の間に挟まったり、擦れたりして炎症を起こすことがあります。
それが誘因となって、膝の曲げ伸ばしで痛みなどの症状がでてきた場合【タナ障害】と呼ばれる疾患になります。
この【タナ】は大腿骨(太ももの骨)と膝蓋骨(ひざのお皿)の間にあるため、膝を屈伸した際に挟まって大腿骨に擦れてしまうことがあります
特に屈伸運動の多いスポーツをしていると、繰り返し刺激が加わることでタナが肥厚して炎症を起こしやすくなります。
膝を屈伸するときには大腿四頭筋(太もも前面の大きな筋肉)が主に使われるため、この筋肉が緊張して柔軟性が低下していると膝蓋骨を引っ張る力が強まることからタナ障害が起こりやすいとされています。
主な症状として
・屈伸運動や起立時、階段昇降時に膝が引っかかるような感じがする。
・膝を動かすと「コリッ」「パキッ」「ボキッ」などの音がすることがある。
・膝まわりが重苦しい感じがする。
・膝の内側を押すと痛みがある。
・初期は膝を動かすと痛みがあり、放置すると安静にしていてもジンジンとした痛みが長時間続くようになる。
などがあげられます。
治療としては、よっぽど重症でない限り
炎症をとってあげ、大腿四頭筋の柔軟性を獲得することを主に行います。
スポーツを中止し安静にできればいいですが、それができない方はテーピングなどで保護し、かかる負担をできるだけ軽減していきます。
このブログを見て頂いて、「もしかして!」と思われる方はいつでもご相談ください