「鉄が錆びる」「ワインが劣化する」これらは”酸化”によって起こる減少です。
人の体も酸化を起こします。
体は糖分や脂質をエネルギーとして使うときに酸素で反応を起こします。
このときにエネルギーと一緒に発生するのが活性酸素と呼ばれるもの。
この活性酸素は細胞を構成する脂質などを酸化させるため、細胞の働きが失われたり、細胞が死んでしまうといった変化を起こします。
つまり「体を鯖させる」ということです。
体が錆びると何が起こるかというと一言で”老化”です。
動脈硬化のような体内に影響したり、肌のシミなど見た目の老化にもつながります。
この「体の酸化」に効果があるのが抗酸化作用をもつもの。
野菜でいうとニンジン、ほうれん草、トマト
ニンジンには食物繊維、ビタミンB1・B2・C、さらに鉄分やカリウムなどのミネラル分も多く含まれています。
その中でもβカロテン。
これは緑黄色野菜に多く含まれる栄養素で抗酸化作用があります。
ほうれん草にもβカロテンの他にビタミンC・E、葉酸、シュウ酸、鉄分などが含まれています。
トマトは抗酸化作用がβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍あるといわれるリコピンを多く含んでいます。
このように抗酸化作用がある食べ物を摂りつつ、消化酵素を増やすものも摂れるとさらにいいです。
消化酵素を増やすのに関係するのはタンパク質、亜鉛、銅、マンガンなどがあります。
その中でも不足しがちなのは亜鉛。
亜鉛は牡蠣や牛肉、卵黄などに含まれているので意識しながら摂れるといいですね。
引用元:抗酸化作用のある野菜