当院にはスポーツをしている学生さんがよく来院されます。
みなさん色々なところを痛めて来られますが、特に多いのが足首の捻挫です
その中でも足首を内側へ捻って起こる内返しの捻挫で来院される患者さんが多いです
内返しの捻挫は足首を内側へ捻るので外側に付いている靭帯を痛めます
足首の外側には主に3つの靭帯がついており
前から前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯があり、後ろの靭帯を損傷するほど重症度が増します
後距腓靭帯を痛めている方はもしかしたら骨折を伴っている可能性もあるくらい重症となります
「捻挫」と聞くと『大したことない!放っておけば勝手に治る』と思われる方が多く、その結果、治りにくかったり、再発しやすくなったりしてしまうので注意が必要です
足首の捻挫は靭帯が部分的、または完全に切れている状態
その状態のまま無理して使い続けると切れている傷口がどんどん広がってしまいます
輪ゴムに切り目をいれてグイグイ引っ張っているのと同じ状態です
そのまま輪ゴムを引っ張り続けるとブチッと切れてしまいます
靭帯も同じで、痛めて切り目が入った状態で使い続けると完全に断裂したり、悪化してしまいます
すると、治りにくくなり、治ったとしても元通りキレイにくっつかないので再発しやすくなるのです
足首を捻った方は痛みが少なくても油断せず
早めに処置を行わなければなりません