頭痛の種類はいくつかあります。
緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛・脳腫瘍など脳疾患による頭痛・風邪による頭痛など。
数ある頭痛の中に、後頭神経痛というものがあります
この後頭神経痛は後頭部に走行している神経の大後頭神経・小後頭神経に沿って痛みが現れます。
痛みの前兆は特になく、頭の表面、頭皮でズキズキまたはピリピリした痛みを感じます。
痛みの程度は個人差があり、「何もできなくなるような痛み」から「髪の毛を触ると痛い」というものまであります。
通常は後頭部の片側、まれに全体に痛みがでます。
・後頭部の一部や全域がズキズキ・ピリピリ痛い
・目の奥が痛い
・耳の後ろあたりが痛い
・髪をとかすと痛い
・寝癖で逆立っている髪を戻すときのような痛み
このように後頭神経痛は突発的に現れ、原因が思い当たらないまま痛みがなくなることがあります
このように後頭神経痛は突発的に現れ、原因が思い当たらないまま痛みがなくなることがあります
そして痛みを感じる箇所には、その後違和感を感じることもあります。
後頭神経痛の原因
・後頭神経は頚椎2番、3番から走行する神経(頚神経で、首の上部の神経)で後頭部へは大後頭神経、側頭部で耳の後ろへは小後頭神経が走行します。
後頭神経痛の原因が上部の頚椎(背骨の首の部分)周辺の血管による圧迫の場合が稀にあります。三叉神経痛や舌咽神経痛の場合と同じで痛みの原因が血管に存在します。
・頭をぶつけたなどの外傷によっても神経が傷つき炎症を引き起こすことがあります。
これによっても後頭神経痛が発症します。
・後頭神経は頚椎の上部の神経から走行しているので、首の骨が歪んだり、変形を起こすことによって後頭神経に何かしら刺激を与えてしまいます。
これが原因となって後頭神経痛を引き起こすこともあります。