当院では開業以来多くの野球肩・テニス肘・ゴルフ肘に悩む患者様を治療してきました。
高校野球選手選考会のトレーナーでの経験も活かし、協力できればと思っています。
野球やテニス、ゴルフなどは子供から大人まで競技人口も多く、人気の高いスポーツです。
痛くても我慢し続けている場合が多いのではないでしょうか?
当院での野球肩・テニス肘・ゴルフ肘についての治療方針をお読みください。
【野球肩】
野球の投球動作によっておこる肩の痛みの総称で、筋肉・腱・関節包などの組織が
損傷することによって痛みが出てきます。
どの組織を損傷するかで痛みがでる場所がかわります。
損傷している部位の施術だけではなく、再発防止の為に投球フォームの修正も重要です。
【腱板炎】
肩の関節は骨同士がしっかりハマっているワケではなく、周りの筋肉などの組織で
支えて安定させています。
肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋という4つの筋肉が肩関節周りに付いており、
これを「回旋筋腱板」または「ローテーター・カフ」といい、肩のインナーマッスルが
これにあたります。
腱板炎とは、その回旋筋腱板が損傷したものをいいます。
我慢してムリやり使ったり、放っておくと治りにくい疾患の1つです。
【野球肘】
投球動作によっておこる肘の痛みのこと、痛みは肘の内側と外側にでることが多く
それぞれ原因が違います。
投球、ボールをリリースする直前、腕がしなる瞬間があります。このとき肘の関節は
内側が開き、外側は間が狭くなります。この状態を繰り返すことでそれぞれに負担が
かかり痛みがでてきます。
内側の痛みの原因は、関節が開くことによってその関節についている靭帯に引き伸ば
される力が加わることによっておこります。その靭帯を肘の「内側側副靭帯」と
いいます。
外側の痛みの原因は、関節の間が狭くなり、骨同士がぶつかって炎症をおこします。
これを「離断性骨軟骨炎」といい、これが悪化すると、軟骨がはがれ落ちていわゆる
「関節ネズミ」となり、手術が必要になる可能性があります。
野球肩と同様に、施術だけでなく投球フォームをを修正し、症状の改善・再発予防が
重要になってきます。
【テニス肘】
正式には「上腕骨外側上顆炎」といい、テニスをしない人にも起こります。
肘から先の腕の外側(手の甲側)の筋肉が過緊張をお越し、その筋肉の付け根である、
肘の外側の出っ張り(外側上顆)に負担がかかって炎症をおこした状態。
物をつかんで持ったり、タオルをしぼる時に痛みがでることが多いです。
【ゴルフ肘】
テニス肘の反対、肘の内側の骨の出っ張り(内側上顆)に炎症が起こるもので
正式には「上腕骨内側上顆炎」といいます。
肘から先の腕の手の平側の筋肉の緊張により、その筋肉の付け根の内側上顆に
負担がかかって起こります。
手首を曲げたり、内側に拾ったりすると痛みがでることが多いです。
子供は痛くてもなかなか言いません
小学生や中学生は野球やテニスをしていて肩や肘が痛くても、あまり言いません。
休むのがイヤで無理をして続けると、肘のはく離骨折を起こすことがよくあります。
はく離骨折を起こすと・・・
はく離骨折をしていても痛いなりに投球ができてしまうので、さらに悪化します。
はく離骨折を起こし悪化した場合3ヶ月間は投球禁止になり、症状によっては入院して手術する場合もあります。
こうならない為にも、痛いと言える環境作り、早期治療が必要になります。
競技復帰まで
少しずつ復帰をするものの、投球フォームが悪いとまた負傷してすまうことがあります。
当院では痛みへの治療から筋力トレーニング、身体の使い方、投球数や投げる距離まで指導しており、ケガの復帰からパフォーマンスの向上までお手伝いさせていただきます。