お盆休みも終わりました
夏は海や川で遊んだり、クラブなどスポーツをしたりする機会が多い時期です
その分ケガをすることも増えてきます
当院に来られる患者さんの中にもケガの後の処置を十分にされていない方が多いです
一番多いのはケガの応急処置【RICE処置】のアイシングです
ケガで来院された患者さんに『しっかりアイシングしましたか?』と聞くと「しっかりシップしときました」という返事が比較的多い気がします
長年スポーツをされている方は大丈夫なことが多いですがシップを貼るだけではアイシングにはなりません
たしかに消炎などが記載されている冷シップは【炎症をとる】【冷やす】という意味がありますがアイシングの効果はほとんど得られません
ケガをしたときはしっかりと氷水で患部を冷やすことが大切です
【痛い=温める】と慢性の痛みと同じように思われている方もおられます
ケガをして炎症を起こし、熱をもっている患部を温めると余計に熱をもち、炎症がキツくなってしまいます
なので明らかに原因がわかっているケガ、触って熱をもっている、腫れている、そんな場合は基本的にはアイシングが適応です
受傷後6時間をゴールデンアワーといい、その時間内に適切な処置をするかしないかで予後が全く違うといわれています
もしその痛みの処置がわからなければ、すぐに受診してください