筋肉を痛めるときの原因には直接的外傷と間接的外傷があり、発生するキッカケは違います
程度がありますが、どちらの外傷でも共通して筋繊維が破壊されてしまいます
そして、いずれも重症化してしまうと筋断裂や筋の剥離にいたってしまう危険性があります
筋挫傷
直接外力によって起こる筋肉の損傷
例えば、ラグビーなどのコンタクトスポーツで相手の膝が太ももに当たって痛める
大腿四頭筋(太もも前面)で発生しやすい
肉離れ
間接的、自身の筋力によって起こる筋肉の損傷
走っているときに、筋肉の許容範囲を超えて急激に伸ばされると起こる
ハムストリングス(太ももの後面)やふくらはぎに起こりやすい
筋肉痛
普段使わない、使い慣れていない筋肉をつかったトレーニングなどの後に起こるもの
一般的には害はないが筋繊維は破壊されている
挫傷・肉離れは軽く見て放っておくと、治りが遅くなったり、痛みがなくなって筋繊維がくっついても、正常にくっついていないと非常に再発しやすくなります
また、【筋肉痛】は害もなく大してこわくはないですが筋肉痛と思って軽く見ていたけど、実は肉離れを起こしていたということも少なくないです
挫傷の場合は原因がハッキリしているので、心当たりがあり、発見しやすいですが
肉離れの場合は心当たりがなく原因がわからないけど、いつの間にか痛くなっていたということも多いです
ケガをすると内出血が起こると思われがちですが
例えば肉離れは、出血が起こり、それが筋肉の膜の中で留まるか、膜が破れて筋肉の外に出ているかで変わってきます
膜の中で留まると内出血が見られないこともあります
膜が破れた方が悪く思われますが、実は膜が破れず中で血が留まる方が予後が悪いので、筋肉痛との違いの判断は余計に注意が必要です