『家の床と絨毯や座布団とのちょっとした段差でつまづいたり、転けてしまう』
『スリッパを履いて歩いていると、すぐに脱げてしまう』
そんな患者さんが来られたり、話を聞いたりすることがあります
原因
1.膝がしっかり上がっていない
2.爪先がしっかり上を向いていない
などが考えるられます
膝がしっかり上がっていない方は太ももの前の筋肉を鍛えなければいけません
大腿四頭筋です
大腿四頭筋は骨盤から膝の下までついている筋肉で、主に膝を上げたり・伸ばしたりするのに使います
鍛え方としては、椅子に腰掛けて、足首に重りをつける
又は誰かに抑えてもらいます
その状態で膝を伸ばしていくと太もも前面に負荷がかかるのがわかってもらえると思います
歩いているときに足の爪先がしっかり上を向いていない方
そんな方は前脛骨筋・第三腓骨筋という筋肉をしっから鍛えていく必要があります
スネの前側についている筋肉で、足首を動かして爪先を上に向ける働きをします
この筋肉を鍛えるときは、イスに座って足の甲に手を置いてもらい、それに抵抗するように爪先を上げるとスネのところに負荷がかかるのがわかってもらえると思います
加齢によって筋力が低下している方は、上記のトレーニングは家でもできるので試してみてください
まとめて一気にトレーニングするより、少ない回数でも毎日行う方がいいので
根気よく続けてみてください
もしヘルニアや脊柱管狭窄症・腰椎すべり症などで神経が圧迫されて筋力が落ちている方は、まず腰の治療を行うことが大切です