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ゆう鍼灸院

夏にも必要なミネラルとは

来週の大阪は雨が多いみたいで、やっと梅雨の雰囲気になってきました。

梅雨はジメジメと蒸し暑くて気分もだるくなってしまいますが、それが終わると夏本番がやってきます。
夏といえば、海や川、お祭りに花火など楽しみなイベントがたくさんあります。
甲子園でも高校野球があって盛り上がります。

 

暑いけど楽しみがあって、外出が多くなる分、やはり熱中症には十分に注意しなければいけません。

 

他の記事でもさんざん言いましたが、水分とミネラルの補給が重要になってきます。

昔はスポーツの練習中には「練習中に飲み物なんて飲むな!」と言われていたそうですが、今はどこもしっかりと水分・ミネラルの補給を意識しています。

 

 

なぜ水分以外にミネラル補給も重要なのか?

汗は99%の水と1%のミネラルでできています。ということは、汗をかくと水分と一緒にミネラルも体外に出ていってしまっているということです。

数字だけを見ると、水に対してミネラルがすごく少なくて大したことないようにみえますが

このミネラルは人の体内ではつくられません

よって、何かしらの形で外部から摂取しなければならない重要なものとなっています。

そのミネラルの代表的なものが

  • ナトリウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • カルシウム

です。

ミネラルが不足してしまうとさまざまな症状がでてきます。

 

①ナトリウム

血圧の調節、酸の中和、神経の情報伝達、栄養素の吸収と輸送

などに働きます。

これが不足すると

→疲労、痙攣、昏睡などが起こります。

普段は食事などで摂取できていてなかなか不足しませんが、大量に汗をかいたり・激しい下痢などによって不足してしまいます。

逆に摂りすぎると

→むくみ、高血圧、腎臓病や動脈硬化などが起こります。

ナトリウムは塩分なので、一般的にいう塩分過多による症状がでます。

 

 

②カリウム

ナトリウムと一緒に細胞の浸透圧や血圧を調整する役割をしています。

不足すると

→高血圧、むくみ、痙攣、倦怠感、食欲低下など

摂りすぎると

→通常は摂り過ぎても尿として体外に排出されますが、腎臓病などで腎機能が正常に働いていないと調節がうまく出来ず、高カリウム血症となり

悪心・嘔吐などの胃腸症状、しびれ・知覚過敏などの神経症状、脱力感・不整脈などがでてきます。

 

 

③マグネシウム

エネルギー代謝を促進し、疲労回復の手助けや筋肉の働きの調整、血液を固まりにくくしたり、体温や血行の調節などの役割をしています。

不足すると

→血栓形成の危険性、むくみ、高血圧など

摂りすぎると

→脱力、筋力低下、低血圧、呼吸障害、下痢、嘔吐など

 

 

 

④カルシウム

体内のカルシウムは99%が骨や歯に、残り1%が血液や体液、神経に使われます。

よって、骨や歯の形成、精神の安定、心臓や筋肉の働きを正常に保ったり、血液や体液の性状を一定に保つ、神経の興奮や緊張の緩和、血液を固めたりなどの役割をしています

不足すると

→骨粗鬆症、情緒不安定、筋肉の痙攣など

摂りすぎると

→泌尿器に結石ができたり、マグネシウムの不足、他のミネラルの吸収阻害など

 

 

ナトリウムはカリウムと

マグネシウムはカルシウムと

それぞれ深く関係しています。

また、カルシウムは他のミネラルの吸収に関係しています。

どのミネラルも重要なので、体調を崩さないように意識して摂ってみてください。

 

 

ナトリウムを多く含む食品

食塩・醤油・味噌などの調味料や、干物・漬け物・佃煮などの保存食、かまぼこ・さつま揚げなどの練り物や、ハムやベーコンなどの加工食品など

 

 

カリウムを多く含む食品

野菜、果物、肉、魚、種実類、藻類、豆、芋など自然の食材に多く含まれています。

 

 

マグネシウムを多く含む食品

豆類や藻類、種実類や魚介類など

 

 

 

カルシウムを多く含む食品

牛乳やチーズなど乳製品全般、

煮干しや干しえびなどの干物、乾物類、どじょうや、わかさぎなどの骨まで食べれる魚

藻類や緑黄色野菜、ゴマ、チョコレートなど

 

引用元:夏にも必要なミネラルとは

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