花粉症とは、花粉が体の中に入った時、免疫が花粉を敵とみなして抗体を作ります。
抗体ができた後に再び花粉が体内に入ると、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状をおこします。
花粉症の発生や症状を抑えるには、花粉の侵入経路である喉や鼻の粘膜を丈夫にしたり、身体の免疫力を高め、抗体や化学物質の発生・増加を抑えることが重要となります。
・ヨーグルト
乳酸菌は、腸内環境を整え免疫力を高めることでアレルギー症状の緩和に効果があると言われています。
特に最近では乳酸菌の種類ごとの研究が進み、BB536、フェカリス菌、L-92、KW菌などでアレルギー症状への効果が報告されています。パッケージに書いてあるものもあるのでよく見てみましょう。
・レンコンやトマト、シソ
レンコンやトマトの皮、シソに含まれるポリフェノールの一種
タンニン・ナリンゲニンカルコン・ロズマリン酸などはポリフェノールの1種。
ポリフェノールには抗酸化作用があり炎症を緩和したり、アレルギーを起こす物質の増加を抑制するとされていて、その効果が報告されています。
緑茶や甜茶、べにふうき茶
緑茶などに含まれているカテキンもポリフェノールの1種。くしゃみや鼻水の原因と言われているヒスタミンの増加を抑制します。
甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールやべにふうき茶中のメチル化カテキンは、効果が高いと言われ注目されています。
青魚
サンマやサバ、イワシなどの青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のEPAやDHAも、アレルギーの原因となる物質の発生を抑える働きをもっています。アトピーやぜんそくなどにも効果が報告されています。
ただし、EPAやDHAは酸化されやすいため、青魚はできるだけ新鮮なものを選んだり、ビタミンA・C・Eなどの抗酸化物質を合わせて摂るようにしましょう。
緑黄色野菜やうなぎ、レバー
ニンジンやホウレン草、かぼちゃなどの緑黄色野菜やうなぎ、レバーなどにはビタミンAが多く含まれています。
ビタミンAは粘膜を丈夫にして花粉やウイルスの侵入を防ぎます。また、風邪予防や抗酸化作用があります
上手な摂り方
上記に紹介した食品は、花粉症の症状がでる前から継続して摂り続けた方が効果が期待できます。
①毎食ごとに緑茶を飲む
②朝食や間食にヨーグルトを食べる
③ビタミンA・C・Eが豊富な野菜を食べる
④レンコンを調理して作り置きしておく
⑤青魚にシソを薬味として食べる
レンコンは皮ごと食べるのがいいそうです
調理してしまうと意外と皮も気にならないので大丈夫!
全て一気には難しいですが
少しずつ実践していきましょう!