尺骨神経麻痺には
【肘部管症候群】と【ギヨン管症候群】があります
1、肘部管症候群
これは肘の小指側の部分で尺骨神経が圧迫されて、小指と薬指の小指側半分にシビレが走しります
学生時代に授業中、振り向きざまにイスで肘を打って手にシビレが走ったことはありませんか?
俗にいうファニーボーンというやつです
あれは、尺骨神経の部分を打ってしまってシビレてしまっていたのです
進行すると手のひらの小指側(小指球)の筋力が低下、萎縮して鷲の手のような形になってしまうので鷲手といわれます
昔に肘の部分の【上腕骨外顆骨折】をしている人は、ジワジワ神経が圧迫されて【遅発性尺骨神経麻痺】となることもあります
2、ギヨン管症候群
手のひらの小指側、手関節の少し指先の方にギヨン管という神経の通り道があります
そこで神経が圧迫された場合のことをギヨン管症候群といいます
肘部管症候群との違いは、シビレの出る部分です
肘部管症候群は小指と薬指の小指側半分、小指球、手首の小指側にもシビレや感覚の異常がでますが、ギヨン管症候群はギヨン管よりも指先側にしか出ません